基礎体温

思索の試作。嗜好の思考。

昨年買って良かったもの

昨年買って良かったもの

去年何を買ったのかがいまいち思い出せないけど

毎年、その年を振り返る一環で、その年に購入したもので良かったものを考える。だんだん年の境目が曖昧になっているので、そもそもその年に買ったのかはたまたさらに前の年だったかあやふやではあるのだけど、とにかく振り返ることにする。

AirPods

斜めがけのカバンを持つことが多いため、イヤホンのコードがややこしくなるのがいちいち小さなストレスであった。小さいとはいえ一日2回以上は発生するため購入に踏み切ったが、これは正解だった。特にマフラーをしている日には、その効果を実感できた。ほかのワイアレスではなくAirPodsにしたのは、そこまで強い動機はなかったがSiriを使えることが多少は影響していたのかもしれない。実際Siriはそこまで活用していないが「音楽かけて」というフレーズだけはやたら使っている。

あと、好みの問題だが、ケースを閉じたときのパチンという音が妙に好きである。

ポメラDM200

結構値は張るし、だいぶ迷ったが、ほぼ衝動買いしてしまった。物としては満足している。あとはどれだけ使いこなすかだろう。これによって断念していた親指シフトを再開し、それが今のところ続いていることが大きい。この文章もポメラDM200を使って親指シフトで書いている。まだローマ字入力に比べてだいぶスピードは劣るが、こうしてある程度の長さの文章を打てるようにまでは来た。早く親指シフトをマスターして、このポメラでさくさくと文章を綴っていけるようにしたい。

外に出よ

時間は有限だというきわめて当たり前のことを日に日に実感するのが、歳をとるということなのだろう

ピーター・ドラッカーの著書の中にある、特に名言とも言われていないフレーズで私がしばしば思い出すものに、「すべての成果は外の世界にある」という言葉がある。プロフェッショナルにとって成果を上げることの重要性を語る中で出てくる言葉なのだが、これがなぜか私の心を打ち、以来ことあるごとに思い出している。

なぜこんなことを書いているのかというと、今年の目標というかテーマを考える中で、外に出るということを意識したからである。その裏には昨年は外に出なかったという反省がある。ほとんど会社の中にいて、パソコンの前でこちょこちょやっていた気がする。それはそれで意味のあることをやっていたとは思いたいが、新しい価値、非連続的な価値を生んでいたかどうかというとさっぱり自信がない。

現場にも足を運ばず、人とも会わず、何かしらわかった気になっていたことが多かった気がする。これではいけない。私はいま住まい、住宅に関わるメディアの仕事をしているが、それこそ住宅、建築などその場に行かなければわからないことばかりだ。

というわけで、今年は外に出ることを己に課す。そしてそれをなるべく書き記すことで共有できるようにしたい。

仕事始めなのだが

新年最初の出勤日

4日から仕事にしたのは失敗であった。4、5はお休みにしておけばまだだいぶのんびりできたものを。なぜ4日の午前にミーティングを入れてしまったのだろうか。うかつであった。

新しい年を迎えるとこりもせず今年の目標やら何やらを考えてしまうが、ここではその詳細については触れない。

今年やりたいこと

1つは本を読むこと。闇雲に読むのではなく死ぬまでに読むべき本100冊という自分だけのブックリストを作成し、それらの本のみをストイックに読んでいく。読みたい本が現れたらブックリストに入れるべきかどうか吟味する。まだリストアップした本は20数冊なのであるが、これが100になったら新しい候補が出る度に既存のリストと比較し、どれかの本と入れ替えることでリストに追加していく。つまり、読むべき本リストは100を超えないようにするため、新しく読みたい本が出てきたらこの100冊との対決となるわけである。

今は徐々にリストを作っているところなのだが今月(1月)を目処にいったんは完成させたいと思っている。

指鍛錬日記 親指シフトの途中経過

2017/12/27

なるべく毎日やるようにと、毎朝通勤の電車の中で、ポメラ親指シフトモードで日記のようなものを書くようにしている。せいぜい20分くらいなのだが、毎日続けることに意味があると信じてやっている。

まだスピードはローマ字入力にとうていかなわないが、だいぶ頭の中に浮かんだことを打てるようになってきた。キーも、パ行と促音以外は覚えられた。ただ、よく打ち間違えるキーは相変わらず存在する。たとえば、いとう、ちとつ、りとる、いとん、など。いろいろなサイトにスピードを重視するより、正確さを重視すべき、速度はいずれついてくるとあるので、速さはあまり意識してなかったが、速度が出ないことには使い物にならないので、もう少しスピードも意識していった方がいいのだろうか。いくつかのキーはわりと無意識で押せるようになってきたが、これが徐々に増えていけばよいのだろうか。まあとにかく運動と一緒なので何度もくり返して体に覚え込ませるしかなかろう。

2017/12/31

親指シフトもやや速度が上がってきた。もう少しだ。使い物になるまでは。

それにしても、親指シフトにチャレンジすることで、普段のローマ字入力はいかに無意識に打てているか,キーボードを打つこと自体に頭を使うことがいかに思考の妨げになるかがわかった。だいぶ思考と打鍵がつながってはきてはいるが、それでもかなりのストレスである。本当に「しゃべるように打つ」レベルにまでいけるのだろうかと感じてしまう。とはいえ、いくつかの文字は無意識に打てるようになってきてはいるので、スポーツだと割り切って鍛錬するしかなかろう。

3度目の正直で、親指シフトに挑戦

ポメラDM200を衝動買いしてしまったので、せっかくだからとまた親指シフトの練習を始めた。そもそも親指シフトとはなにかというのは他のサイトに譲るとして、私がどのように練習を進めているかを記録していきたい。

 

実は過去に二度挑戦しては挫折している。なので今回挑戦することに躊躇したが、せっかくポメラを買い換えたので多少元を取るような行動をしたくなったのである。

 

過去に二度失敗したときは、いきなり文章を打ち始めて結局キーを覚えられなかったので、今回はあいうえお、かきくけこ、さしすせそ、といったように五十音順に練習していった。これが功を奏した。あいうえおをひたすらくり返し、これに慣れたらかきくけこをくり返す。これをわをんまでやって、半濁音、促音をやり、それから聖書と呼ばれている(らしい)こちらのページにある練習を一通りやった。それが現在の状況である。

http://nicola.sunicom.co.jp/olddoc/nicolaha.html#DCL

 

417文字を打つのにちょうど20分かかった。1分で約20文字というところ。もちろんまだまだ先は長いが、ほとんど運指表を見ずにここまで打てたことが自分にとっては大きい。

ポメラDM200を衝動買いにはしたくない

久しぶりにポメラ DM100を引っ張り出してきた。きっかけとしては、最近記事を執筆する機会が増えてきたので、ポメラの存在を思い出したというわけである。

 

普段はiPadMacBookを持ち歩いているし、それで事足りるのだが、ストイックにテキストだけを打つというポメラの潔さというか、逃げ場のなさが恋しくなったのである。

 

検索してみるとポメラの新機種が去年(2016年)に出ており、気になってしまう。DM200。いくつかレビューを見た限りだと私にとってのメリット・デメリットは以下の通り。


■メリット
・日本語変換が賢くなった
MaciPhoneのメモと同期する
・キーボードが打ちやすくなった


■デメリット
・やや重くなった(580グラムというのはいかばかりか)
・起動がやや遅くなった(1秒→4秒くらいらしい)
・いかんせん値段が高い。いつもながら強気


ほかにもいろいろ機能が追加されたが、そこは私にとってはそれほど重要ではない。

 

こうしてみると重いこととお値段がやはり高いということが一番の問題のようだ。重さについてはその分キーボードの打ちやすさを優先したとのことなので仕方ないのかもしれない。


ポメラが気になるもう1つの理由は親指シフト向きだということ。何度もチャレンジして挫折している親指シフトだが、DM200はさらに親指シフトに向いたつくりになっているらしいので、これはちょっと気になる。


とりあえずビックカメラあたりで実機を触ってみて、よく考えたいと思う。

 

 

そして、次の日。

 
ポメラDM200を衝動買い。まさに衝動買い。衝動買いと呼ぶには金額が高い。


ビックカメラに実物を見に行って、一番気になっていた重さを確かめた。たしかにDM100に比べたら重い。やや重いけど許容範囲。


それよりも下部の出っ張りがなくなって裏側もフラットになったのが好印象。DM100は乾電池のところが出っ張っていて、それはそれで味があったのだけど、DM200のフラット感、畳んだときのカタチは気に入った。


ビックカメラで交渉してみたところ、税込39000円台のところが税込36500円+ポイント10%に落ち着いた。値引きは正直期待してなかったが、言ってみるものだ。


購入してすぐその足で、近くの立ち食いそば屋へ。立ち食いとはいえ座れる席もあるので、そこでポメラを開封。ちょっとはしたないが我慢できない。


起動時間はまったく気にならないレベル。打ちやすさも問題ない。


駅前の立ち食いそば屋でカレー食べながら打ってみるが、こんな場所でも気軽に打てるというのはドヤ顔MacBookではなかなかできない芸当である。


細かいところで言うと、カーソル移動が速いのが良い。これは大事なポイントだ。


キー設定で、CtrlとCaps Lockの入れ替えと、「前候補変換」と「無変換」を「半角/全角」に替え、いま使っているMacbookと同じ配置にした。


ところで、今回の特徴である「ポメラSync」の同期ではいくぶん手間取った。


WifiにつないでGmailのパスワードを入れたら、「アカウント接続先が見つかりませんでした」と出て、何度やってもつながらない。Wifiの接続先を変えたり、Googleアカウントの2段階認証をオフにしたりしてもうまくいかない。


いろいろと調べた結果、やはりGmailのセキュリティ設定の問題だと判明。2段階認証を再度設定し(ON)、アプリパスワードというものを発行し、それをポメラGmailログインのパスワード欄に入れる。これで解決した。


この記事に助けられました。感謝します。
http://www.ipodstyle.jp/feature/pomerasync/

 

ポメラってこんなに高いのに、それでも根強いファンがいるのが不思議。かくいう自分も結局DM100に続いてDM200も買ってしまったのだが。これを買うまでに記事やブログ、Amazonや価格のレビューをいろいろ見たけど、そんなに悪いことを言う人がいないというか、おおむね好意的だった。まあそういう人がレビューを書く傾向にあるのかもしれないが、それにしても熱いファンが多い感じはする。


これを買う人って、安くないだけに「買うからにはたくさん文章書くぞー(仕事するぞ、お金稼ぐぞ)、それを考えたら安い投資だ」と自分に言い聞かせている気がする。資格取得の教材を買うときみたいな。かくいう自分もそうであるが。


まあとりあえず、投資しただけの元は取るべくこれから文章を書き綴っていこうと思う。仕事のアポで、早速議事録メモにも使った。すぐに起動できるのと、この小ささ(というか高さが出ないこと)が、メモを億劫がらせない秘訣なのだと思う。とにかく、すぐに書くことを習慣づけたい。

 

手書きノートをiPad&Apple Pencilに集約させた

ノート好きにありがちな情報の散逸

紙のノートブックが好きで、お店で見たことのないもの、かわいいものがあるとつい買ってしまうことが多く、気がつくとノートだらけになっている。そんなわけでいろんなノートを使う結果、「あれはどこに書いたっけ?」ということによくなる。

 

「ノートは1冊に集約させろ」という教えがあり、そんな本もいつか流行ったがあれは個人的には正しいと思う。自分もなるべく1冊に集約させるよう心がけてはいて、実際それができている時期はわりとうまくいっていた。そのためにもモレスキンはじめちょっといいノートやノートカバーを買ったりしてなるべく1冊に集約させるようにはしているが、それでもつい目移りしてしまったり、肝心のノートを持ち歩いていなかったりで、結局情報の散逸は引き続いていた。

 

iPadに集約させてみてはどうだろう

あるときiPadApple Pencilに手書きノートを集約させることを思いついた。正確には思いついたというよりは、以前すでに何度か試していながらいつしかやめてしまったことを再度復活させてみようと思い立った。

 

手書きノートをiPadに集約させるうえでどのアプリを使うか。たいていの情報はEvernoteに集約させているので、手書きもまずはEvernoteを使っていたのだが、どうも書き心地が気に入らない。Apple標準のメモも使い勝手が合わない。それでいくつかのノートアプリを試した結果、GoodNotesを使うことにした。

 

GoodNotesのよいところ・改善してほしいところ

このアプリは書き心地がわりと好みということもあるが、自分が書いた内容を丸でぐるっと囲んでエリア選択し、それを移動させたりサイズ変更したりできるのがけっこう便利で重宝している。これは紙ではできない良さである。ノートに書いていると、バランスを見誤って右端のスペースが足りなくなり、1行でなんとか収めようと文字が小さくなったり、止むを得ずちょっとだけ改行したりすることが多いのだが、これならレイアウト位置そのものを移動して調整することが容易なのだ。

 

やや不便なのは、ノートの追加がさくっとできないこと。まずは「ノートブック」というカテゴリを作成し、その中にノートをつくっていく仕様になっており、その点ではEvernoteの「ノートブック」と「ノート」の関係に近い。ただEvernoteの場合、わりとさくっとノートをつくって書き、ノートブックへのひもづけを後から変えることがやりやすいのに対し、このGoodNotesの場合、まずはノートブックを選んでそこにノートを追加しないといけないので、すぐにメモを取りたい時などは不便に感じる。

 

もう1つ、自動的にクラウドに同期すると便利なのだが、いちいち「書き出し」をして保存しなくてはならない。iCloudDropboxに保存できるのは便利だが、自動的にクラウドにバックアップをとってくれると助かるのになと思う。

(私が仕様を知らないだけかもしれないので、もし違ってたらご指摘ください)

 

手書きをiPadに集約させたことのメリット

なんといってもノートの散逸が防げるのが一番のメリットである。iPadを常に携帯しているので「あれどこに書いたっけ?」「あのノート、今持ってない!」といったことがほぼなくなった。

 

Evernoteに書いているテキストでのメモと違って、手書きだと物事の関係性をビジュアルで表現しやすく記憶に残りやすいので、ノートを見返すと「ああ、これはこうだった」とすぐに思い出すことができる。

 

紙と比較したメリットとしては、すぐにデータ化(PDF化)して共有できることが大きい。メモした内容をPDF化してミーティング終了後にすぐメールで送ることも簡単にできる。紙だと写真に撮るかスキャンしないといけないので、これは意外と便利である。

 

また、ちょっとした企画書やウェブサイトのラフなどをパワポを使わずに手書きでさくっと共有したり、議論したりすることができるようになった。これは会社の規模や体制にもよると思うので誰もが真似できるわけではないと思うが、社内での共有や議論であれば手書きで十分なので、無駄なパワポ作成に割く時間をほかに回せるようになったのは個人的にはかなり大きい。

 

iPadで気になるところ

とはいえ紙に書くのが好きなので、iPadの画面にカツカツとApple Pencilで書く感触にはまだ違和感が残る。また打ち合わせ時にiPadにペンで書いているとちょっと気取った奴だと思われるのではないかということが、わりと気にはなる。

 

最大のリスクはバッテリーであろう。iPadの充電が切れたら終わりというのは紙とは違う恐怖ではある。また、Apple Pencilはバッテリーが切れてもiPadに刺せば数分で充電できるので便利だが、いざというときに充電が切れているとすぐに書けないので、まめに充電することが大切である。

 

まあなんにせよ、iPadに集約させてみて、今のところ思った以上にしっくりきているのでこれはまだ続くだろうと思う。あとは、GoodNotesを超えるアプリが出てくること(あるいは機能が向上すること)を願うばかりだ。

 

ちなみに紙のノート好きは変わっていないので、おもしろいノートやかわいいノートがあるとつい買ってしまう癖は一向に治る気配がない。