基礎体温

思索の試作。嗜好の思考。

ポメラDM200を衝動買いにはしたくない

久しぶりにポメラ DM100を引っ張り出してきた。きっかけとしては、最近記事を執筆する機会が増えてきたので、ポメラの存在を思い出したというわけである。

 

普段はiPadMacBookを持ち歩いているし、それで事足りるのだが、ストイックにテキストだけを打つというポメラの潔さというか、逃げ場のなさが恋しくなったのである。

 

検索してみるとポメラの新機種が去年(2016年)に出ており、気になってしまう。DM200。いくつかレビューを見た限りだと私にとってのメリット・デメリットは以下の通り。


■メリット
・日本語変換が賢くなった
MaciPhoneのメモと同期する
・キーボードが打ちやすくなった


■デメリット
・やや重くなった(580グラムというのはいかばかりか)
・起動がやや遅くなった(1秒→4秒くらいらしい)
・いかんせん値段が高い。いつもながら強気


ほかにもいろいろ機能が追加されたが、そこは私にとってはそれほど重要ではない。

 

こうしてみると重いこととお値段がやはり高いということが一番の問題のようだ。重さについてはその分キーボードの打ちやすさを優先したとのことなので仕方ないのかもしれない。


ポメラが気になるもう1つの理由は親指シフト向きだということ。何度もチャレンジして挫折している親指シフトだが、DM200はさらに親指シフトに向いたつくりになっているらしいので、これはちょっと気になる。


とりあえずビックカメラあたりで実機を触ってみて、よく考えたいと思う。

 

 

そして、次の日。

 
ポメラDM200を衝動買い。まさに衝動買い。衝動買いと呼ぶには金額が高い。


ビックカメラに実物を見に行って、一番気になっていた重さを確かめた。たしかにDM100に比べたら重い。やや重いけど許容範囲。


それよりも下部の出っ張りがなくなって裏側もフラットになったのが好印象。DM100は乾電池のところが出っ張っていて、それはそれで味があったのだけど、DM200のフラット感、畳んだときのカタチは気に入った。


ビックカメラで交渉してみたところ、税込39000円台のところが税込36500円+ポイント10%に落ち着いた。値引きは正直期待してなかったが、言ってみるものだ。


購入してすぐその足で、近くの立ち食いそば屋へ。立ち食いとはいえ座れる席もあるので、そこでポメラを開封。ちょっとはしたないが我慢できない。


起動時間はまったく気にならないレベル。打ちやすさも問題ない。


駅前の立ち食いそば屋でカレー食べながら打ってみるが、こんな場所でも気軽に打てるというのはドヤ顔MacBookではなかなかできない芸当である。


細かいところで言うと、カーソル移動が速いのが良い。これは大事なポイントだ。


キー設定で、CtrlとCaps Lockの入れ替えと、「前候補変換」と「無変換」を「半角/全角」に替え、いま使っているMacbookと同じ配置にした。


ところで、今回の特徴である「ポメラSync」の同期ではいくぶん手間取った。


WifiにつないでGmailのパスワードを入れたら、「アカウント接続先が見つかりませんでした」と出て、何度やってもつながらない。Wifiの接続先を変えたり、Googleアカウントの2段階認証をオフにしたりしてもうまくいかない。


いろいろと調べた結果、やはりGmailのセキュリティ設定の問題だと判明。2段階認証を再度設定し(ON)、アプリパスワードというものを発行し、それをポメラGmailログインのパスワード欄に入れる。これで解決した。


この記事に助けられました。感謝します。
http://www.ipodstyle.jp/feature/pomerasync/

 

ポメラってこんなに高いのに、それでも根強いファンがいるのが不思議。かくいう自分も結局DM100に続いてDM200も買ってしまったのだが。これを買うまでに記事やブログ、Amazonや価格のレビューをいろいろ見たけど、そんなに悪いことを言う人がいないというか、おおむね好意的だった。まあそういう人がレビューを書く傾向にあるのかもしれないが、それにしても熱いファンが多い感じはする。


これを買う人って、安くないだけに「買うからにはたくさん文章書くぞー(仕事するぞ、お金稼ぐぞ)、それを考えたら安い投資だ」と自分に言い聞かせている気がする。資格取得の教材を買うときみたいな。かくいう自分もそうであるが。


まあとりあえず、投資しただけの元は取るべくこれから文章を書き綴っていこうと思う。仕事のアポで、早速議事録メモにも使った。すぐに起動できるのと、この小ささ(というか高さが出ないこと)が、メモを億劫がらせない秘訣なのだと思う。とにかく、すぐに書くことを習慣づけたい。