基礎体温

思索の試作。嗜好の思考。

水中で思考する

基本的に汗をかくことが好きではないので、いかに運動をせずに済ませようかと日頃から考えているのだが、さすがに体力の衰えも感じ、やむを得ず水泳を始めた。水泳にしたのは、自転車で3分ほどのところに公営のプールがあったという環境要因と、水泳なら汗をかかずにすむという理由からである。

週末にプールに行くという健康的な営みが、運動嫌いの自分でも続けられているのは、一回の水泳でそれほど無理をしないようにしていることに加えて、水中にいるとあらゆる電波的な干渉から一時的に離れられることがいい気分転換になっているのではないかと思われる。

スマホもイヤホンも腕時計もなく、近眼なので明瞭な視覚すらない。あらゆるデバイスがシャットダウンされる状況は、就寝時以外ではなかなかないので、これがいい気分転換になっていると思われる。水泳中は何かを筋道立てて考えるようなことはほとんどなく、思考の断片が浮かんでは消えていくことが多い。

また、水泳後にプールの隣にある体育館の休憩スペースで、GEORGIAの紙コップのコーヒーを飲みながら、公園を散歩する人々を眺めつつぼんやりと思索にふける時間も愉しみの1つである。そこで先ほど水中で浮かんだ思考の断片をつなぎ合わせているのかもしれない。