基礎体温

思索の試作。嗜好の思考。

iPhoneがなくてもいいかと思ったが

iPhoneがとうとう壊れた。ずっと画面が割れまくっていたのだが、新しいiPhoneに興味が持てず、買い換えを見送っているうちにどんどん破損がひどくなっていき、もはや表面に穴が開いているような状況になってきた。防水加工なのに水に入れると画面がおかしな…

手書きとキーボードの違い

手書きとキーボードは違う。何も手書きの方があたたかさを感じるとか、そういうことを言っているわけではない。手書きかキーボードかで、出てくる文章が違ってくるということを言いたいのだ。 ある日、思い切ってモンブランの万年筆を買った。これまでペリカ…

コーヒー一杯でも酔えるのです

公園には幼子を連れた若夫婦や愛犬と散歩する中年でいっぱいです。 みな幸せのかけらをおすそわけのようにこぼしていきます。 新緑の季節です。 足りないものも過剰なものもありません。 ぼくはというと、この生ぬるいそよ風に当たりながら 古ぼけたベンチで…

携帯の電源なんて切ってしまえ

単なる言い訳に過ぎないが、日々時間がないと思う。読みたい本・読まなければならない本、書きたいこと・書かなくてはならないことに比べて時間が圧倒的に足りない。もちろんこれが単なる言い訳に過ぎないことはよく理解している。読める人は多忙な中でも、…

居心地の良さは耳から

心地よい居場所を日々探し求めておりますが、居心地の良さというのは何も空間だけとは限りません。たとえば音楽。自分にとって心地よい音楽や集中できる曲を聴けば、そこは特別な時空へと生まれ変わります。SONYがウォークマンをリリースして以来、パーソナ…

コーヒーが好きだ

コーヒーが好きだ。毎日数杯は飲んでいる。いつの間にか癖になってしまった。飲むのはたいていホットのブラック。何も入れない。夏でもホットコーヒーを飲むようにしているが、暑すぎるときはアイスコーヒーに逃げる場合もある。 味にそこまで強いこだわりが…

適正な文字量

編集者という仕事にいつしか携わって気がつけば10年以上は経っているので、そこそこいろんな原稿を手直ししてきた。いただいた原稿に対して、誤字・脱字などの適正化はもちろん、いかに読みやすく伝わりやすくするかの手直しや時には構成自体が変わる大手術…

余裕があるときの愉しみとしてゼルダを

余裕があるときの愉しみとしてゼルダを少しずつ進めている。目的もなくだらだらとこの世界を歩き回っているのが一番楽しいのだが、メインストーリーを進めないといけないという義務感にも駆られ、あまり気の乗らないダンジョン攻略へ向かってしまうのは、こ…

曜日でやることを決める

毎週日曜の11時にプールに行くのが日課となっている。行く曜日と時刻を決めたことで習慣化することに成功しつつある。カントほど厳密にやる必要はないだろうが、あらかじめ曜日や時間を決めておくことで楽になることは案外たくさんある気がする。 あるベテラ…

ナベさんのこと。

かつて、前々職のときにナベさんという人とひょんなことから新サイトをつくることになった。ナベさんというのは、中途で入ってきた人で 、どんな人なのか、何をやってきたのかわからなかったが、とにかくアホみたいな顔をしていて、わかりやすく言うと赤塚不…

持ち歩きデバイスが定まらない

通勤電車に乗る時間が長いので、なるべく座れるようにして、そこで仕事をしたり本を読んだりするようにしている。そこで持ち歩くのがMacBookとiPadキーボード付き、ポメラなのだがこの3つを持ち歩くのはさすがにヘビーなので、1つか2つを選ぶことになるがこ…

欲しいものなど何もない

春先になると服が欲しくなる。とはいえ必要な服などほとんどない。靴下が破れそうになってきたからそろそろ買い換えねばとは思うものの。生活するに必要なものなど、40年も生きていれば足りている。あとは飲食など、消費するものがあるばかりだ。音楽は聴く…

消費されてはいけない

カバンを代えてからポメラを持ち歩く頻度が減り、気がつけば少なくとも2週間以上は開いてなかった。すっかり親指シフトを忘れてしまっているのではないかと恐れたが、幸いなことにわりと覚えてはいたのでなんとか感覚を取り戻せそうだ。 ポメラを使わなくな…

小さなキーボード問題

karabinerを入れることで左右のコマンドキーでかな・英数を入れ替えられるようにはしたが、MacBookと今使っている外付けキーボードで配列が微妙に違うため(USとJIS)、かっこやアットマークなどの位置が異なり、そのたびkarabinerのキーボード設定を変えて…

TaskChuteから手書きの手帳に戻る

TaskChueteCloudをだいぶ使いこなしていたが、ここのところは手帳に書くことに代えた。いろいろ行ったり来たり。未だに固まらない。エルメスの手帳、それも見開き二週間の日本限定のタイプがやはり合っている。別にエルメスじゃなくても良いが、机にPCと置い…

時間の浪費か投資か

このところ、重いカバンを持ち歩くことが楽しいので、ポメラを持ち歩く機会が減った。そのため親指シフトも一週間ぶりである。少しやらないだけでいくつかのキーがうろ覚えになっている。何度も言うがスポーツと一緒だ。いやむしろ、楽器と似ている。楽器の…

何度目かのエルメス病

ブランド好きじゃないけどエルメスは好きなんだよね、といったいいわけなどどうでもいいくらいエルメスは好きなのだ。何が好きかって革の質感。見た目、触感がその辺の革と違う。長年使ってもへたらない。値段はバカみたいに高いけど、このクオリティーや職…

昨年(2017年)よく聴いたアルバム

いつしかアルバムをくり返し何度も聴くという経験が少なくなってしまい、一つ一つの楽曲との付き合いが希薄になってしまった。個人的にはMDLP(通常の4倍の長さを録音できるMD) が出た頃からその傾向が始まり、iPodで決定的になった。そして今ではAppleMusic…

BOSEのQuietComfortを使ってみて

半ば衝動買い的に 年明けだからと浮かれていたわけではないと思いたいが、わりと急にほしくなってBOSEのQuietComfortのイヤフォンを買った。最近ではAirPodsに落ち着いており、ワイヤレスのメリットを実感してはいたのだが、電車や街中でラジオやクラシック…

昨年買って良かったもの

昨年買って良かったもの 去年何を買ったのかがいまいち思い出せないけど 毎年、その年を振り返る一環で、その年に購入したもので良かったものを考える。だんだん年の境目が曖昧になっているので、そもそもその年に買ったのかはたまたさらに前の年だったかあ…

外に出よ

時間は有限だというきわめて当たり前のことを日に日に実感するのが、歳をとるということなのだろう ピーター・ドラッカーの著書の中にある、特に名言とも言われていないフレーズで私がしばしば思い出すものに、「すべての成果は外の世界にある」という言葉が…

仕事始めなのだが

新年最初の出勤日 4日から仕事にしたのは失敗であった。4、5はお休みにしておけばまだだいぶのんびりできたものを。なぜ4日の午前にミーティングを入れてしまったのだろうか。うかつであった。 新しい年を迎えるとこりもせず今年の目標やら何やらを考えてし…

指鍛錬日記 親指シフトの途中経過

2017/12/27 なるべく毎日やるようにと、毎朝通勤の電車の中で、ポメラの親指シフトモードで日記のようなものを書くようにしている。せいぜい20分くらいなのだが、毎日続けることに意味があると信じてやっている。 まだスピードはローマ字入力にとうていかな…

3度目の正直で、親指シフトに挑戦

ポメラDM200を衝動買いしてしまったので、せっかくだからとまた親指シフトの練習を始めた。そもそも親指シフトとはなにかというのは他のサイトに譲るとして、私がどのように練習を進めているかを記録していきたい。 実は過去に二度挑戦しては挫折している。…

ポメラDM200を衝動買いにはしたくない

久しぶりにポメラ DM100を引っ張り出してきた。きっかけとしては、最近記事を執筆する機会が増えてきたので、ポメラの存在を思い出したというわけである。 普段はiPadかMacBookを持ち歩いているし、それで事足りるのだが、ストイックにテキストだけを打つと…

手書きノートをiPad&Apple Pencilに集約させた

ノート好きにありがちな情報の散逸 紙のノートブックが好きで、お店で見たことのないもの、かわいいものがあるとつい買ってしまうことが多く、気がつくとノートだらけになっている。そんなわけでいろんなノートを使う結果、「あれはどこに書いたっけ?」とい…

ホッピーにはキンミヤ

ホッピーという飲み物は基本的に焼酎で割って飲む。焼酎ならなんでもいいというわけではなく、キンミヤ(金宮)焼酎が一番良いとなかば公式に決まっているし、実際ホッピーとキンミヤとの相性はすてきだ。 なので、ホッピーがある飲み屋に行くとしても、そこ…

くらしとすまいの間

暮らし、住まい、建築、家、住宅」に関わる仕事をしてきた。それらをメインで実践するというよりは、実践者の傍らにいて、その様子や良さをなるべく多くの人に伝えようとする仕事をしてきた。それゆえ、私の立ち位置は領域の合間にあって、異なる分野や関心…

コンテンツマーケティングに関する議論でどうしても話がかみ合わない人がいるのはなぜか

紙とウェブを含め、編集・コンテンツに関する仕事を十数年前やってきて、いまもいわゆるウェブの編集みたいなことをやっていますが、長い間ずっと違和感を抱いていることがありました。 コンテンツ、特に「コンテンツマーケティング」的な文脈においてよく感…

未完のユリシーズ

翻訳家の柳瀬尚紀氏が昨年(2016年)亡くなっていたことのショックがまだじんわりと残っている。 そもそも今年の正月に親戚の家へ行く途中のバスを待つ間にふらりと立ち寄った本屋で河出書房の分厚い『ユリシーズ』が平積みされていたからとうとう出たのかと…